この前向き研究では、94人の参加者を対象に、腹部CTAにおける0.2 mm超高解像度(UHR)PCCTと1 mm標準解像度40-keV VMIを比較しました。参加者は通常線量プロトコルと低線量プロトコルに均等に分けられました。標準解像度40-keV VMIは、すべてのUHR再構成よりも有意に高いSNRおよびCNRを示しました。
一方、UHR再構成では、特によりシャープなBv56およびBv60カーネルを用いた場合に血管の鮮鋭度が向上しましたが、それに伴う画像ノイズの増加によって、全体的な画質は低下しました。より滑らかなBv48 UHR再構成は最も良好なバランスを示し、全体的な画質は標準解像度40-keV VMIと同等でした。
重要な点として、腹部動脈の視認性は通常線量と低線量の再構成で概ね同等でした。そのため著者らは、日常的な腹部CTAには1 mm低線量40-keV VMIを推奨し、非常に薄いスライスや末梢血管の描出が特に必要な場合には、0.2 mm UHR Bv48が有用となる可能性があるとしています。