標準解像度(SR)PCCTAと比較して、超高解像度(UHR)PCCTAは侵襲的FFRとの相関が明らかに強く、機能的に有意な狭窄に対する診断精度も高かった。
UHR-PCCTA由来FFRは、高度石灰化血管およびびまん性病変血管でも良好な性能を維持した一方、SR-PCCTA由来FFRでは侵襲的FFRとの有意な相関は認められなかった。
侵襲的血行動態分類との一致度はSR-PCCTAよりUHR-PCCTAで高く、冠動脈CTAに基づくFFR評価における超高解像度イメージングの有用性が示された。
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セントラルイラスト:侵襲的FFRを参照値としたUHR-PCCTA由来FFR(I、J)は、特異度、陰性的中率、陽性的中率が高かった(K)。侵襲的FFRを参照値として、中等度のLAD狭窄を評価したSR-PCCTA由来FFR(A~C)およびUHR-PCCTA由来FFR(D~F)の例(G、H)。FFR=冠血流予備量比、ICA=侵襲的冠動脈造影、LAD=左前下行枝、NPV=陰性的中率、PCCTA=フォトンカウンティング冠動脈CT血管造影、PPV=陽性的中率、QFR-PPG=定量的血流比・プルバック圧較差、SR=標準解像度、UHR=超高解像度。
出典:Portolanら、JACC: Cardiovascular Imaging、2026年。
プロトコル
スキャナー | NAEOTOM Alpha |
ソフトウェア | VA50 SP1 |
撮影範囲 | 冠動脈CTA/心臓 |
撮影モード | SR-PCCTAおよびUHR-PCCTA |
撮影方向 | 該当なし |
管電圧[kV] | 140 SR | 120 UHR |
実効mAs[mAs] | 該当なし |
IQレベル | 89 SR | 69 UHR |
線量変調 | CARE Dose4D |
CTDIvol[mGy] | 該当なし |
DLP[mGy*cm] | 91(SR中央値) | 296(UHR中央値) |
実効線量[mSv] | 2.6(SR中央値) | 8.3(UHR中央値) |
回転時間[秒] | 0.25 |
ピッチ | 該当なし |
マトリックス | 該当なし |
スライスコリメーション[mm] | 144 x 0.4 SR | 120 x 0.2 UHR |
スライス幅[mm] | 0.4 SR | 0.2 UHR |
再構成間隔[mm] | 該当なし |
再構成カーネル | Qr48 SR | Qr56 UHR |
逐次近似再構成 | QIR 4 |
keVレベル[keV] | SR-PCCTA由来FFR解析では67 |
造影剤 | オムニパーク 350 mgI/mL |
造影剤量 | 70 mL SR | 80 mL UHR |
注入速度 | 4.5 mL/s |
生理食塩水後押し | 50 mL |
心電図同期法 | 主に前向きトリガリングを使用。一部の患者では後ろ向き同期を実施 |
撮影位相 | 主に拡張期。一部のSR症例のみ収縮期 |
心拍数コントロール | 舌下ニトログリセリン400~800 μg、静注メトプロロール最大40 mg(目標心拍数 <60 bpm) |
Portolan L、Kotronias RA、Andreaggi S、ほか。標準および超高解像度フォトンカウンティング冠動脈CTA由来FFRと侵襲的FFR評価との比較。 JACC: Cardiovascular Imaging。Just Accepted。2026年3月25日公開。